中国山地の奥深く、広島県庄原市の長者屋は二百五十年間にわたって里を見守り続けた昔ながらの豪農の家。そこでは牛が農家の生活に欠かせない「農宝」として家内に牛小屋をつくるほど大切にされ、牛供養田植えという神事が七百年も続いています。この地で生まれた長者屋米は、こうした牛と人と米づくりの深いつながりにちなんで名付け、神事の牛をシンボルとしてデザインしています。
中国山地の奥深く、広島県庄原市の長者屋は二百五十年間にわたって里を見守り続けた昔ながらの豪農の家。そこでは牛が農家の生活に欠かせない「農宝」として家内に牛小屋をつくるほど大切にされ、牛供養田植えという神事が七百年も続いています。この地で生まれた長者屋米は、こうした牛と人と米づくりの深いつながりにちなんで名付け、神事の牛をシンボルとしてデザインしています。
長者屋米の里は、冬は雪深い標高550メートルの高原にあります。寒暖差の大きな田んぼに、この土地特有のミネラルを含む水とたっぷりの牛のたい肥を使い、約一ヶ月にもわたる天日干し(ハデ干し)をする循環型農法の長者屋米。でんぷん質をたっぷり蓄え、しっかりとしたつぶ感と強い甘み・うまみを持っています。だから炊きたてでも冷めてからでも、ずっと美味しくいただくことができます。
長者屋の縁側から眺める里山はまさに日本の原風景。誰もがその美しさと懐かしさに息を呑みます。庄原の米づくりが何百年もかけてつくりあげた風景は、国選定の「つなぐ棚田遺産」にも選ばれました。美しい里山から生まれるお米「長者屋米」は、美しい里山を次の世代につなげるお米でもあります。ぜひご賞味ください。