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宮本常一(1907-1981)

事業の考え方

なつかしいなにか
未来に残すために。

漂泊の民俗学者として知られる宮本常一(1907-1981)は、学生時代に民俗学の始祖といわれる柳田國男に傾注して民俗学を志しました。生涯にわたって日本の各地を探訪し記録し続けてきた人物でのちには観光学の先駆者ともいわれる業績を残しました。

昭和の日本の各地を巡り歩き、当時まだ地方に少なからず残っていた近代化以前の文化風俗を克明に観察記録してきた常一はその著作で「人の手が加えられた自然はどこか懐かしい」と言っています。人の手が加えられていない自然はどこか寂しいが、里山のように人の手が加えられた自然は見る者の心に安らぎを与えるとその感想をたびたび著書で述べています。それは、先祖たちが少しでも暮らしを良くするために営々と重ねてきた努力の実りであり、そこに常一は感じるものがあったのです。

日本全体が未曽有の人口減少局面に入ったいま、われわれの先祖が築いてきた地域の暮らしとその場は崩れようとしています。地域の社会人口は減少し、労働人口は流出し、地域の暮らしの場は縮退をつづけています。私自身がこの数年で巡りまわった瀬戸内のいたるところでもすでに無住となり、自然に帰りつつある集落をいくつも見てきました。この人口減少による地方の縮退を完全に止めることはできないかもしれません。しかし、だからこそそれを前提とした施策が必要なことも自明です。常一が愛した日本の地方の景観と暮らし、つまりは「ふるさと」と総称されるものは日本人すべてにとっての心のふるさとであり、これが無くなっていくことは住む人だけではない、日本人全体のアイデンティティの欠損として将来の日本のあり方も影響を及ぼすと考えます。

現在、日本の各所においてこうした傾向に少しでも歯止めをかけるべく多様な人々が地方創生と呼ばれる現場で奮闘を繰り広げています。我々は我々の持てる知識と能力を活用しながらこれらの人々と協力し、常一が見た「なつかしいもの」を守り、のちにつなぐ努力をしていきたい。それがたとえわずかでも、未来の日本の糧になるものであると信じて本事業を創業いたします。

漂泊の民俗学者として知られる宮本常一(1907-1981)は、学生時代に民俗学の始祖といわれる柳田國男に傾注して民俗学を志しました。生涯にわたって日本の各地を探訪し記録し続けてきた人物でのちには観光学の先駆者ともいわれる業績を残しました。 昭和の日本の各地を巡り歩き、当時まだ地方に少なからず残っていた近代化以前の文化風俗を克明に観察記録してきた常一はその著作で「人の手が加えられた自然はどこか懐かしい」と言っています。人の手が加えられていない自然はどこか寂しいが、里山のように人の手が加えられた自然は見る者の 心に安らぎを与えるとその感想をたびたび著書で述べています。それは、先祖たちが少しでも暮らしを良くするために営々と重ねてきた努力の実りであり、そこに常一は感じるものがあったのです。 日本全体が未曽有の人口減少局面に入ったいま、われわれの先祖が築いてきた地域の暮らしとその場は崩れようとしています。地域の社会人口は減少し、労働人口は流出し、地域の暮らしの場は縮退を つづけています。私自身がこの数年で巡りまわった瀬戸内のいたるところでもすでに無住となり、自然に帰りつつある集落をいくつも見てきました。この人口減少による地方の縮退を完全に止めることはできないかもしれません。しかし、だからこそそれを前提とした施策が必要なことも自明です。常一が 愛した日本の地方の景観と暮らし、つまりは「ふるさと」と総称されるものは日本人すべてにとっての心のふるさとであり、これが無くなっていくことは住む人だけではない、日本人全体のアイデンティティの欠損として将来の日本のあり方も影響を及ぼすと考えます。 現在、日本の各所においてこうした傾向に少しでも歯止めをかけるべく多様な人々が地方創生と呼ばれる現場で奮闘を繰り広げています。我々は我々の持てる知識と能力を活用しながらこれらの人々と協力し、常一が見た「なつかしいもの」を守り、のちにつなぐ努力をしていきたい。それがたとえわずかでも、未来の日本の糧になるものであると信じて本事業を創業いたします。

会社概要

企業名

トポラテジー株式会社

英語表記

Toporategy Inc.

会社種別

未上場

設立

2022年6月

資本金

10,000,000円

本社所在地

広島県広島市安佐南区東原3-25-26

従業員数

3名

代表者

木村 洋

取引銀行

三井住友銀行

主要顧客

地方公共団体・民間企業

プロフィール

木村画像

木村 洋

トポラテジー株式会社 代表取締役/ビジョナリー
観光庁外部専門人材
㈱瀬戸内ブランドコーポレーション パートナー

日本を代表するマーケティングエージェンシーでの戦略統合マーケティング経験+日本版広域DMOでの地域開発実績
東京都出身。1987年㈱博報堂入社後、PRプランナーとしてPR広報実務全般を10年経験。営業責任者としてグローバルIT企業を多数担当、統合マーケティング戦略(IMC)設計実施を約25年経験。2012年12件の担当プロジェクトでカンヌ国際広告賞受賞。
2016年より博報堂が出資する瀬戸内DMOの創業メンバーとして参画。マーケティングスペシャリストとして地域活性化事業『せとうち古民家ステイズ』を立案実行。2020年にはせとうちDMOと博報堂が共同で創設したマーケティングシンクタンク「せとうち.ラボ」 所長。2022年新たな地域活性化を目指すトポラテジー株式会社を設立。

谷本 茉梨

ブランドデザイナー

広島県出身。2007年より東京にてマーケティング会社、サービスデザイン会社のプランナーを経て、2014年より博報堂 ブランドデザインにて、マーケティングプラナーとしてブランディング業務を担当。これまで化粧品、トイレタリー、食品、衣料品メーカー等のブランディングプロジェクトや新商品開発、サービスデザインプロジェクトにおいて、CI開発、コンセプト策定、Web制作、社員研修など、企画から制作・実施フェーズまで幅広く携わる。ワークショップ設計、運営経験は100件以上にのぼる。
2020年より㈱瀬戸内ブランドコーポレーションや岡山県地域商社(株)せとのわのマーケティングプランナーとして活動。2022年よりトポラテジー株式会社のブランドデザイナー。

㈱瀬戸内ブランドコーポレーション(せとうちDMO)実績
2016.4~2022.3

2016.10 「古民家宿泊施設を基点とした歴史的町並み開発構想」策定
2016.11 愛媛県内子町にて現地NPO’ProjectAY’と古民家宿泊施設開発 「内子町インバウンド宿泊施設整備事業」開始
2017.9 平成29年度「岡山県津山市城東地区まちづくり計画」
2017.10 内子町「Dining Out Uchiko」立案実施
2017.11 内子町Setouchi Cominca Stays 織グランドオープン
2017.12 内子町Setouchi Cominca Stays 久グランドオープン
2018.1 広島県尾道市 某社「蔵」プロジェクト計画策定
2018.3 内閣官房「シェア・ニッポン100」事例採択
2018.9 平成30年度「岡山県津山市城東地区まちづくり計画」 / 「津山市滞在型観光まちづくりプロジェクト推進事業」
2019.5 「COOL JAPAN AWARD 2019」インバウンド部門受賞
2019.6 兵庫県赤穂市坂越地区開発構想策定(自主提案)
2019.7 広島県江田島市「岸根における開発可能性調査事業」策定
2019.9 庄原市Setouchi Cominca Stays長者屋・不老仙 開業
2019.10 「兵庫県赤穂市観光振興組織設立に関する調査業務」実施
2020.3 庄原市Setouchi Cominca Staysこざこ森開業
2020.3 庄原市「里山ステイ事業計画」策定
2020.6 経産省TOTTEOKIプロジェクト事業採択・実施
2020.6 庄原市「かんぽの郷事業改善可能性調査」策定
2020.9 ジャパンツーリズムアワード受賞
2020.10 KDDI・観光庁ワーケーション事業実施
2020.10 庄原市Setouchi Cominca Stays里山晩餐会実施
2021.1 広島県尾道市某旅館事業再生計画開始
2021.1 広島県庄原市グランピング施設計画開始
2021.1 広島県福山市仙酔島活性化基本構想策定
2021.4 兵庫県赤穂市「観光・移住定住戦略策定等業務」策定
2021.4 広島県庄原市にてブランド米開発プロジェクト開始
2021.6 広島県府中市歴史的建造物活用検討会委員
2021.6 観光庁既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業実施
2021.8 岡山県津山市城下地区開発勉強会アドバイザー
2021.11 福島県浜通り地区観光再生事業プラットフォーム整備事業開始
2022.1 兵庫県姫路市坊勢島開発観光開発計画開始
2022.2 第6回日本宿泊ダボス会議講演

連載中 中国新聞SELECT『道草あっちこっち(2021~)』

博報堂~2016実績